令和3年度第4回東金市議会定例会が開催され、様々な市政に関する一般質問が行われた。主要な話題には、コロナウイルスの影響や地域振興に向けた施策が取り上げられ、また市民生活に直結する多くの問題点が議論された。
最初に村上大蔵市議が、新型コロナウイルスに関する対応の総括を求めた。具体的には、ワクチン接種状況や、感染者数の推移について市民福祉部長の神山英雄氏から詳細な説明があった。11月末時点で、高齢者のワクチン接種率は92.8%、全市民においても74.2%に達していると発表された。市長の鹿間陸郎氏は、今後もスムーズな接種を目指し、早急な改善対応が必要であると述べた。
次に、議会では医療行政についても言及され、特に東千葉メディカルセンターの業務改善が取り上げられた。市議の質問に対し、企画政策部医療担当部長の酒井良和氏は、看護師の定着促進や業務改善に向けた施策を説明。特に、看護師の離職率が15.8%と全国平均より高い点が指摘された。この問題は市としても喫緊の課題であり、今後の対応策が求められる。
さらに、福祉行政に関しては特に高齢者支援が重視されており、地域福祉計画や見守り支援についての状況が共有された。具体的には、地域福祉計画策定に向けた進捗状況や、その概要も説明された。議員からは、見守りシール導入に向けた提案もあり、地域としての連携体制の強化が求められた。
また、教育行政の分野では、GIGAスクール構想の進捗状況が話題となり、特にICT教育の方針や授業の在り方について市民と議員間で意見が交わされた。イノベーションに向け、教員の研修や学校への支援が強調され、将来的なビジョンが示された。