令和4年3月、東金市議会では第一回定例会が開かれ、様々な議案が提出された。特に重要な内容が含まれる会議となった。
本会議では、議案の審査において特別委員会からの報告が重要な役割を果たした。
佐竹真知子総務常任委員長は、東金市特別職の給与及び手数料条例の改正について説明した。給与改定の議案には、周囲の市町との比較などが臨まれ、原案通りの可決が決定された。
次いで、上野高志文教厚生常任委員長は、国民健康保険税条例の改正について触れた。これにより、未就学児に対する均等割の軽減措置が導入され、令和4年度には319人が対象となる見込みである。
また、伊藤博幸建設経済常任委員長は、土地の埋立て等及び土砂等の規制に関する条例の改正を説明。周辺自治体での状況と比較したうえで、再生土等の埋立を禁止する必要性について明確に述べた。
予算審査特別委員会の小倉治夫委員長は、令和4年度の一般会計予算について言及。個々の事業に対する見直しや、無駄のない予算編成を推進していると強調した。
鹿間陸郎市長は、議案の一つである固定資産評価審査委員会の委員選任についても言及し、議会の同意を求めた。
さらに、病院問題検証特別委員会では、清宮利男委員長が調査報告を行った。この委員会は、病院の業務運営に関連する不正問題を調査し改善要求を行っており、引き続きこの問題に対処するための体制を整える必要性が述べられた。
最後に、発議案第1号が提出され、病院問題に関する追加調査と設置期間の延長が承認された。これに関しては、地域の信頼を回復するための持続的な対応が期待されている。
今回の会議では、いくつかの重要な政策が可決され、新年度に向けて市政が大きく前進する方向性が示された。