令和3年6月7日に開催された第2回定例会では、市政に関する一般質問が行われた。
議事では、佐久間治行議員が教育行政を中心に質問を行った。初めに、千葉学芸高等学校の高校野球千葉県大会優勝を祝賀しつつ、教育の充実について質問した。教育長の石川貢彦氏は、コロナ禍での学校運営の安定を強調。さらに、GIGAスクール構想の具体化として、児童・生徒への端末整備の進捗状況を報告し、ICT教育の実践支援を進める考えを示した。
続いて、施設の老朽化問題についても言及。特に小学校の老朽化が進行しており、修繕等の必要性を訴えた。また、教育活動の一環として、地域との連携を強化し、子供たちが多様な経験を得ることが重要であるとの視点を述べた。教育長は、今後の課題として、教育施設の長寿命化を図る方針も明かし、具体的には修繕計画の見直しなども必要とされている。
佐久間氏は、学力向上のための取り組みとして、競争心の育成を提案。市長の鹿間陸郎氏は、市の第4次総合計画における教育の充実をさらに強調した。特に、学力千葉県一を目指す方針を明確にし、教育委員会にはその実現を期待すると述べた。
その後、農業振興行政についての質問が進む。農業に携わる者に対する支援策として、米粉製品の普及拡大や、給食に地元産食材を使用する取り組みについても話題となった。地域の農業者支援策として、飼料用米への転換についても質問が寄せされ、その必要性が指摘された。