令和4年6月の東金市議会定例会においては、主に一般行政や健康福祉、教育行政に関する様々な質問が行われた。特に、鹿間市長の施政方針や、東千葉メディカルセンターの運営状況について注目が集まった。
鹿間市長は、2期目の施政方針として、進行中の第4次総合計画を引き続き推進すると述べた。新たな総合計画では、「豊かな自然と伝統を守り、未来へ続くMy City東金」を目指し、市民との信頼関係構築が重要であると強調した。特に、医療と子育て支援が課題であり、東千葉メディカルセンターの安定した経営維持が急務であると語った。
また、健康福祉行政では5歳から11歳の新型コロナワクチン接種率の鈍化に懸念が示された。接種率はおおよそ16.97%に留まっており、特に調査報告書での副反応に関する情報の不足が指摘された。市民に促すための情報発信が必要であり、ワクチン接種後の健康観察の重要性も強調された。
教育行政に関する質問では、部活動の地域移行やコミュニティスクールの役割についても話題に上がった。市内中学校での不登校児童・生徒の状況が報告された。心理的な要因や家庭環境が影響しているとされ、適度な支援が必要であると認識されている。加えて、成人式の開催に関する質問も行われ、新成人の市民参画の促進が求められた。
これらの議題を通じて、行政としては国の支援を背景に、地域の実情にあった柔軟な対策と人材育成が求められると強調されている。今後、各議題についての具体的な施策の実行が期待される。