令和元年6月7日、東金市の定例会では、市政に関する一般質問が行われた。議員たちは、特に東千葉メディカルセンターへの追加支援や農業施策、公民館の運営、環境行政、公共交通の充実について問合せた。
与党からは、鹿間陸郎市長が就任1年を迎え、精力的に活動していることが言及された。市長は、東千葉メディカルセンターの状況について非常に重視しており、新たな支援の必要性を強調。塚瀬一夫議員は、センターの経営改善と県に対する追加支援を求める重要性を指摘し、具体的な進捗について言及した。
また、東千葉メディカルセンターに関する質問が続き、長尾泰正医療担当部長が、平成31年度の資金収支見通しを発表。収入106億3,100万円、支出89億5,200万円で黒字見込みも、依然として累積赤字は47億円とされる。赤字解消に向け、県との協議も重要であるとした。
農業施策にも触れられ、議員たちは耕作放棄地の解消や農地の集積について意見を述べた。青木憲君経済環境部長の説明では、農業就労者の高齢化が進んでおり、地域の農業を保つための施策の強化が必要であると指摘した。
次に、地区公民館についての質問があり、醍醐義幸教育部長は、公民館の今後の管理運営について柔軟な検討を進めることを約束した。さらに公共交通施策についても話題となり、石渡淳一企画政策部長が、地域の公共交通のあり方について見直しを進めていると答えた。
最後に、市民福祉部長は、地域の高齢者支援に向けた取り組みを強調し、地域包括ケアシステムの構築に必要な施策を推進する方針を示した。
市長は、今後も市民が安心して生活できる施策を推進すると語り、議事は無事終了した。この中で特に、地域医療の充実と農業振興、公共交通の改善が課題として浮かび上がった。