令和3年第2回芝山町議会定例会が6月7日に開催され、さまざまな議案が審議されました。特に住民の健康に直結する新型コロナウイルスワクチン接種の体制確保が重要視されており、相川勝重町長は、接種体制の充実を図ると述べました。
新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、幼少期から高齢者までの接種促進に向け、町は模擬接種やロードマップ作成を行っていると報告されています。特に65歳以上の高齢者に対する接種が進んでおり、順調に接種が行われていると強調しました。
さらに、成田空港の機能強化が町の発展に寄与するとの見解も示されました。新たな空港関連事業との連携により、地域の振興と安全を図るとし、国からの補助金確保についても努力する意向を表明しました。
議会では、今年度の一般会計補正予算案や工事請負契約に関する議案も討議され、町のインフラ整備や市街地再開発への期待が寄せられました。特に、工事請負契約の締結に関しては、6,490万円で防災行政無線の更新工事を進める計画が承認されました。
子育て支援に関しては、町民からの要望が重要視されました。議会での意見交換では、出産祝金の制度見直しや子育て支援センターの充実が求められました。特に、保護者がストレスなく子どもと触れ合える環境作りが強調されています。相川町長は、支援金の見直しや支援センターの役割を強化する意向を示しました。
最後に、農業に関する課題も取り上げられ、耕作放棄地の増加や農業振興の取り組みが話し合われました。耕作放棄地による問題は深刻で、町独自の支援策が求められる状況です。町は、農業支援に関して新たな方策の企画に貢献する意向を示し、持続可能な農業経営の実現に向けて努力していくことが重要視されました。
この議会では、町の住民福祉と安全、経済発展に向けた方策が長期的に協議され、幅広い意見が集められることが期待されています。今後も町民とともに進む政策に対して、さまざまな視点からの協力と提案が求められています。