令和5年9月12日、芝山町議会は第3回定例会を開催し、様々な議案を審議した。
主な議題には、令和5年度一般会計の補正予算案が含まれ、主に保育所や医療関連の事業費が増額される見込みだ。
麻生孝之町長は、現状の夏の気候や台風の影響に触れ、住民の安全を最優先に考えた施策について強調した。特に、近年の気候変動による災害への備えが急務であると述べ、福祉センター設置や災害対策を継続的に進める意向を示した。
また、今回の補正予算では、一般会計が前年よりも全体で約1億4130万円増加すると見込まれ、合計で約62億9457万円となる見通し。時期を見据えた必要施策の充実を図るため、町の運営に必要な資金確保が重要だ。
特に議案第8号では、保育所遊具の修繕工事や医療給付事業の展開が含まれ、これらの施策に対し多くの質問が寄せられた。
また、議会では監査報告や決算認定についても審議され、滞納問題や住民サービスの拡充について施策が求められた。特に騒音対策や飛行機発着の影響を受ける住民からの要望も取り上げられ、福祉政策全般に関しても議論が進められた。
町側は、地域密着型の施策や空港利用者の利便性向上の重要性を強調。地元住民の生活向上を図るため、段階的な改革を進める方針である。
今後、引き続きこのような定例会を通して、住民の声に基づく施策を推進し、より良い街づくりに寄与する意向を示している。