令和5年第3回芝山町議会定例会が9月22日に開催され、重要な議案と決議が可決された。
今回の定例会では、議案第1号から第14号及び認定第1号から第8号が一括して議題に上がる形で進行した。各委員会からの報告が続き、まちづくり常任委員会の平山弘氏が議案の審査結果について詳細に述べた。特に、麻生町長や教育長、各課長の出席の下で慎重に審査が行われ、いくつかの議案は原案通り可決された。
まちづくり常任委員会では、債権放棄に関する議案や、一般会計補正予算が審議された。平山氏による報告では、工事請負費や補償費に関する質疑があり、詳細な説明が行われた。特に、高田の八角商店付近交差点から木戸川までの歩道整備のための工事費用について詳しく解説され、その重要性を強調した。
次に、総務常任委員会の伊橋寿夫氏は、監査委員に関する条例の改正や、職員の旅費に関する条例の一部改正など、議案審査の結果を報告した。この中で、議員の旅費についても質疑され、今後の方針が明示された。
特に注目されたのは、決算審査特別委員会における坂井慶子氏の報告であった。令和4年度の決算認定に関する質疑が重ねられ、全会一致で揃って認定されることとなった。坂井氏は、来年度の予算編成に向けた考え方や、財源の使途の明確化を求めていく必要性を訴えた。
議会閉会後、町長の麻生孝之氏は、台風の影響で農業被害が出たことを報告し、その対応策を議会に伝える場面もあった。今後、町民の福祉向上に向けた取り組みが継続していくことが期待される。さらに、圏央道の早期開通や成田空港の機能強化に関する決議が行われ、地域の活性化を図っていく姿勢が示された。