令和3年第4回芝山町議会定例会が12月17日に開催された。
本会議では、全議案が可決された。また、議員からは重要な意見が発表された。
特に議案第2号についての反対討論では、岩澤達弥議員が意義を唱えた。この議案は、芝山町公共施設等総合管理基金の設置、管理及び処分に関する条例の制定であり、議員は明確な目的がないことを問題視した。岩澤議員は、「漠然とした目的であってはならない」と述べ、条例の内容に疑問を呈した。
また、議案が庁舎建設基金を廃止することになり、選挙公約に対する信頼を損ねると強調した。自身の意見が町民に対する約束であるとの認識を示した。
会議ではさらに、未来の資金の使途を明確にすることが求められた。岩澤議員は、この条例によって財政調整基金と同じ性質の基金ができてしまう危険性を指摘した。また、議会軽視の姿勢についても批判し、議会の役割を強調した。
その後、議案は賛成者の起立により可決された。その他にも、町長からの追加議案が提案され、物品売買契約の締結や人権擁護委員の推薦についても審議された。
この日の会議の結びとして、麻生町長は、今後の町政運営に向けた意気込みを述べ、誠心誠意努力していくことを誓った。議会は、町民が住みやすい町を目指し、一致団結していく重要性を再確認した。