令和2年第4回芝山町議会臨時会が5月11日に開催された。
この会議は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた町民の生活支援を目的とした。
町長の相川勝重氏が議案第1号の提案理由を説明する中で、昨年の台風被害や今年のパンデミックによる影響について言及した。
相川氏は、「昨年は未曽有の被害が発生し、復旧作業は今も続いている」と述べ、
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い緊急事態宣言が延長されたことも強調した。
この状況を踏まえ、町では雇用調整助成金や中小企業への給付金等、具体的な支援策を講じている。
補正予算の内容には特別定額給付金や子育て世帯への給付金が含まれ、総額で58億2,738万円に達することが示された。また、歳入には国庫支出金が大部分を占める。
質疑応答の中で、小嶋秀樹議員は補正予算の詳細について確認した。
この中で、事務経費が国からの受け取りと合わない点を指摘し、財源をどうするかに関する質問もあった。
総務課の財政担当課長は、状況に応じて国が経費として見込んでいることを説明し、町側も慎重に必要経費を見積もる必要があると述べた。
質疑の後、討論は行われず、議案は全員の賛成により可決された。
相川町長は「町民の生活を守り、福祉を充実させるために努力する」と述べ、今後の行動を呼びかけた。
臨時会は午後3時46分に閉会し、議会の運営が円滑であったことが評価された。