令和2年3月11日に開催された芝山町議会定例会では、堀越保夫議員が一般質問を行い、町の主な施策について意見を述べた。
質問の中で、堀越議員は子育て支援について触れ、既存の施策を確認しつつ、中学生までの医療費助成について進捗を問うた。相川勝重町長は、町が行っている支援策について詳しく説明し、医療費助成の拡充に向けた調査研究を行っていることを示した。特に高校生までの助成については、近隣市町の状況を見ながら検討を進めたいという意向を強調した。
また、農業支援対策にも言及。堀越議員は、廃プラスチック処理料の自己負担が発生する件について詳細を聞き出し、町の今後の計画についても確認を求めた。町長は、現状の処理費用が上昇していることに触れ、町としても十分な財源確保を図っていく必要があると応じた。現在の廃プラスチックの処理体制を維持するためにも、今後の方策について検討を重ねるつもりであると述べた。
道の駅と空の駅の売上推移についても質問があった。町長はこれまでの売上実績を説明し、競合する他市町の集客施設との比較において課題も存在することを認識していると述べた。さらに、周辺整備の計画についても進めており、地域振興に寄与するための取り組みが進行中であることを明確にした。
最後に、堀越議員は町長の政治姿勢に関して質問し、特に成田空港の機能強化に関する施策を挙げた。町長は、空港と地域の共生を図る施策の重要性を強調し、地域発展に向けた協力体制の構築が必要であると述べ、今後も姿勢を一貫して維持していく意向を示した。議会では詳細な議論が交わされ、町民サービス向上に向けた努力が期待されている。