令和3年第3回芝山町議会臨時会が開催され、4件の議案が提案された。議案内容には、職員の給与改定や一般会計補正予算に関する事項が含まれている。議会では、相川勝重町長が提案理由を述べ、質疑及び討論を経て、全ての議案が可決された。
特に、議案第1号の専決処分の承認に関しては、衆議院議員選挙及び町議会議員補欠選挙の実施にかかる予算であり、補正後の一般会計は58億9,139万1,000円になる。また、議案第2号では特別職の給与に関する条例の一部改正を行い、特別職の期末手当が4.35月から4.20月へと引き下げられる。
議案第3号では一般職職員の給与を引き下げる提案がなされ、これにより年間で職員1人あたり約5万2,600円の影響が出る見込み。効果を踏まえた総額として約760万円程度の縮小が見込まれている。
また、議案第4号では令和3年度一般会計補正予算が提出され、歳入の増額及び歳出の削減が提案された。この補正予算には、新型コロナウイルス感染症対応と関連する施策も含まれ、町民生活の安定を図る内容となっている。
新たに当選した岩澤勝則議員と大木浩司議員の紹介も行われ、両議員が今後の町政に尽力を誓った。議会では新型コロナウイルス感染症への対応も強調され、マスク着用や手指消毒の徹底が求められた。
議長の岩澤達弥氏は辞職を申請し、小嶋秀樹氏が新たに議長に選出されるなど、議会は新たな体制へと移行した。相川町長は、これまでの町政運営に対する謝辞を表明し、引き続き町の発展を見守っていくことを強調された。
これまでの町政経験を踏まえ、今後の町の発展には期待が寄せられている。特に、圏央道開通や成田空港機能強化などの国家プロジェクトを活かした取り組みが求められている。相川町長の言葉を受けて、新体制のもと、芝山町の発展に向けた挑戦が始まる。