令和5年第2回芝山町議会定例会では、子育て支援事業に関する重要な議題が多く示された。
まず、病児・病後児保育事業の実現が進められ、今後の多古町との協議の進捗が期待される。多古町と連携することで、町民にとっての利便性向上を図るとする町長の意見もあり、具体的な進展が見込まれている。これにより、かなり多くの家庭が支援を受けることが可能になると考えられる。
次に、出産祝金事業についての審議も行われ、昨年度からの支給内容が確認された。今年度の変更はないとのことだが、実績への評価と今後の方針が重要になる。第4子以上の支給が少ないことを踏まえ、今後の見直しの必要性についても意見が示され、多くの議員がこの問題に関心を示している。
また、これに関連して、時代の変化により、訪問型産後ケアの導入といった新たな支援策の必要性についても意見が交わされた。町の取り組みとして実施が計画されていて、町民の安心な育児環境を促すことが期待される。
次に、パスポート手続に関連する窓口設置についても話題となった。今年度は山武郡内の他市町が実施している中、芝山町の進捗が遅れを取っているとの認識が示された。町長は実施の意向を示すものの、現状の課題と人員の不足がネックとなっていると強調した。
地域公共交通会議においては、住民のニーズに応じた交通体系の整備が議論され、具体的な施策が今後の方針として検討されることになった。町は積極的に地域の意見を取り入れた交通サービスを発展させる必要があり、この方向性が地域の活性化につながることが期待される。
最後に、有害鳥獣対策についても議論があり、電気柵設置の補助内容が見直され、被害防止策が強化されていくことが確認された。特に、農業者の意見を反映しつつ、行政としても実効性のある対策を模索していく姿勢が見えるだけに、実施に向けた動きが今後も注目される。
これらの議題を通じて、町の未来に向けた具体的な施策の進行を地域の住民や議員が連携し、芝山町全体の発展に寄与していくことが期待される。