令和2年第4回芝山町議会定例会では、多くの議案が採決され、重要な節目を迎えた。
まず、一般質問において、特定の個人名に関する発言があったため、その内容の削除が議長に委任された。
続いて、議案の採決が行われ、議案第1号から第10号までの全てが原案通り可決された。特に芝山町長及び議会議員の選挙運動に関する条例や、令和2年度の一般会計補正予算が可決されたことが注目される。
また、総務常任委員会委員長である内田白民氏が報告した陳情については、核兵器禁止条約の参加を求める意見書提出に関するものであったが、不採択との結果が出た。委員会では、世界平和を願う意向は受け止めつつも、国家の防衛や外交に深く関与するため、議会としては踏み込めないという意見が強調された。
さらに、相川勝重町長は会議の中で、議員の活動に感謝し、可決された議案について今後の町の福祉・発展に寄与すると述べた。特に、コロナ禍において行われた町の事業や、防災対策などについても触れ、その重要性を認識している様子が見受けられた。
最後に、町長は2020年の市政運営について振り返り、いくつかの重要な出来事を紹介した。その中には新型コロナウイルスによる影響や、地域での交流事業、災害時の対策についての取り組みが含まれていた。町長は、今後とも町民の協力を求めつつ、より良い町づくりに向けて努力を継続することを伝えた。
2020年は多くの課題と書かれた年であったが、その中でも町の未来に向けた希望と施策が議論されたことに意義がある。