令和4年第3回芝山町議会定例会が9月28日に開催された。
この会議では、議案第2号から議案第10号および認定第1号から認定第7号について審議が行われ、全て原案通り可決された。
特に議案第4号の令和4年度芝山町一般会計補正予算では、農業委員会費や農業振興費が大きな話題となった。農業委員会費のタブレット端末利用料に関し、平山 弘議員は、「タブレット端末の紛失時に備え、位置情報取得を行っている」と説明した。
また、転作達成に向けた報償費の増額が取り上げられ、実績が当初見込みを上回ったことに対する意義が強調された。さらに、高田の交差点付近での歩道整備にかかる費用についても、工事請負費の質疑に対して具体的な見解が示された。
職員に関する事項では、育児休業の取得回数制限の緩和に関する条例改正案が議論され、伊橋 寿夫議員は、「非常勤職員の取得要件を見直した」と述べた。この改正により、育児休業の取得可能回数が原則2回に緩和される。
次に、成田空港の機能強化に関する決議も重要なテーマであった。坂井 慶子議員は、コロナ後の空港の利用回復を踏まえ、「地域経済の発展に寄与するため、空港機能の強化を要望する」と強調した。
会議では、新たに圏央道の早期完成に関する決議案も提案された。「圏央道は地域発展の大動脈である」と坂井議員は述べ、事業進捗に対する期待を示した。特に、観光資源の創出や物流関連の発展に寄与することが見込まれ、地域振興につながるとした。
最終的に、決算審査特別委員会による令和3年度の一般会計や特別会計の歳入歳出決算についての審査も行われ、全会一致でその内容が認定された。議長は最後に、「全員の協力に感謝します」と述べ、会議は円滑に閉会した。