令和元年第3回芝山町議会定例会が本日、開催された。
議会では、相川勝重町長を含む執行部が出席し、議案審査が行われた。
この会議は、先ごろ上陸した台風15号による災害対応が大きな議題の一つであった。特に、災害に対する備えや復旧に関する意見が多く出された。
まちづくり常任委員会委員長の小嶋秀樹氏は、審査した議案の中で、議案第6号の「芝山町騒音地域整備基金に関する条例」の改正が必要と強調。地域振興のために広く資金を確保する必要があるとの考えを示した。また、議案第10号については、公共下水道への接続促進が図られていると述べた。
一方、総務常任委員会の委員長、岩澤達弥氏は、議会で承認された臨時的任用職員に関する条例について説明。77人の臨時職員がいることを明かし、予算は5,000万円から7,000万円の増加見込みであるとした。これにより、職員構成の見直しが行われることになる。
決算審査特別委員会の報告を行った麻生孝之氏は、台風15号の影響により、決算審査が必要最小限にとどめられたと説明した。
議会での議論の後、各議案は賛成多数で可決された。
特に、農業に対する被害が甚大であるとの町長の発言が印象的だった。相川町長は台風15号による影響を受けた農業再生に向けた具体的な取り組みが必要であると呼びかけた。激甚災害対策法の適用を求め、復旧に向けた努力を行う意向を示した。
最後に、相川町長は災害対策への備えと迅速な復旧に向けた意識を促し、体調管理の重要性にも触れた。議会は定例会の閉会を迎え、議員、町執行部一同が今後の町の発展に寄与することを誓い合った。