令和3年第3回芝山町議会定例会は、9月9日に開会し、多くの議案が審議された。
会議冒頭、岩澤達弥議長が出席議員12名の確認を行い、新型コロナウイルス感染症に対する対策も強調した。議長は手指の消毒やマスクの着用を議員と執行部に呼びかけ、クールビズの服装での出席を許可した。
また、相川勝重町長はあいさつで、台風15号による被害や新型コロナウイルスの影響に触れ、町のワクチン接種の進捗状況も報告した。65歳以上の方は1回目92.57%、2回目90.24%の接種が終了したと述べ、若年層の接種を今後さらに促進していく方針を示した。
続いて、提出された議案に関する質疑が行われ、特に令和3年度芝山町一般会計補正予算(第5号)において、固定資産税の増額についての質問が飛び出した。財政担当課長は、空港用地の拡大に伴い償却資産が増加した影響を説明し、歳入の見込みが変わったため、財政調整基金への繰入が不要となったと答えた。
さらに、長期的なまちづくりに関する議論も行われた。議員たちは、地域のナラティブやキャッチフレーズの必要性を訴え、地域観光資源の整備を求めた。特に、千代田地区、川津場地区、小池地区の進捗状況を照会し、地域の声を落とし込む重要性を指摘した。
また、観光振興の一環としてサイクルツーリズムの進捗も報告され、町の特性を持った観光施策の構築を目指す姿勢も表明された。