令和2年6月12日、芝山町議会の第2回定例会が開催された。
本会議では、計7件の議案および2件の請願が審議され、全て原案通り可決された。その中でも、議案第1号は芝山町国民健康保険条例の改正、議案第2号は後期高齢者医療に関する条例の改正などが含まれており、これらが町民に与える影響は大きい。
また、総務常任委員会の内田白民議員は、2件の請願について報告した。請願第1号は「国における2021年度教育予算拡充に関する意見書」を採択し、教育環境の整備には国からの支援が必要と強調した。さらに、請願第2号では「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書」が採択される。
岩内章議員は発議案第1号を提案し、教育予算の拡充を求めた。特に、災害からの教育復興や少人数学級の実現、学校施設の整備が急務であると述べた。この意見書は多くの議員から支持を受け、原案通り可決された。
次に、坂井慶子議員による発議案第2号の提案も行われ、国庫負担制度の維持が教育の機会均等に寄与することが認識された。このことは、地域間の教育格差を防ぐためにも重要である。両発議案は、教育を守るための強力なメッセージとして評価されている。
最後に、相川勝重町長は、議会開催への感謝の意を表明した。特に、コロナ禍の中での迅速な対応と、町民に寄り添った施策に言及した。今後の町政に対する期待が寄せられ、議会はスムーズに閉会した。