令和元年第2回芝山町議会定例会が開催された。本議会では、8件の議案と4件の報告が提案され、町長の相川勝重氏が施政方針を示した。
議案の中で注目されたのは、芝山町税条例の改正をはじめ、国民健康保険税条例の一部改正、放課後児童健全育成事業の運営基準の改正、及び介護保険条例の改正内容である。これらは町の財政状況や住民生活の利便性向上に直結する重要な案件である。
相川町長は新しい時代、令和のスタートにあたって、「新しい時代は国民が支え合う福祉の国を構築していくことがテーマである」とし、地域連携の重要性を強調した。また、東京2020オリンピック・パラリンピックの聖火リレーが芝山町を通過することも報告された。
さらに、議案第8号に関する質疑も行われ、補正予算においてはプレミアム付商品券事業に対する支出が含まれており、予算の適正執行を問う声もあがった。特に小嶋議員による「期日前投票システム改修」の質問に対し、総務課長の小川欣也氏は、「元号変更に伴うシステム改修が必要」と説明し、来年度の選挙に向けた準備が着実に進んでいることを示した。
また、町内企業への誘致や、成田空港の機能強化により将来的に大規模な経済効果を生む可能性があり、町長は「企業誘致による地域振興策も進めていく」と発言した。さらに、交通渋滞問題の軽減を図るため、空港周辺道路の整備の必要性を提案した。
最後に、「市町村合併時のような住民参加型の町づくり」を進めるため、町民の意見を積極的に反映するための姿勢を示し、議会議員の協力を呼びかけた。議員からは、「町民と行政の架け橋として、これからも頑張りたい」という声もあり、町の発展を願う声が込められた。