令和2年第6回芝山町議会臨時会が開催された。
本臨時会にはすべての出席議員が揃い、議題の審議に入った。また、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、換気を行い、説明や質疑は簡潔明瞭に行うことが決定された。
町長の相川勝重氏は、過去の感染者数を踏まえ、今後の経済活動と感染症対策の両立を訴えた。特に、特効薬やワクチンの早期開発が求められている。さらに、若年層の感染拡大が目立つことから、町としての対応が必要だと強調。
本臨時会には2件の議案が提出された。議案第1号は一般会計の補正予算であり、新型コロナウイルス対応の地方創生臨時交付金事業を含む。歳入では国庫支出金や町債の増額が提案され、補正後の額は59億8,613万7,000円となる見込み。
補正の主な内容について、歳出では社会福祉費や保健衛生費の増額が見込まれ、小中学校のGIGAスクール構想事業費に4,642万円が計上されている。また、議案第2号では、国民健康保険特別会計の補正予算が取り上げられた。
保健衛生基準に基づく補正は、特定健康診査助成事業に関連し、歳入の増額が提案されている。両議案とも、全員の賛成で可決された。
今後、GIGAスクール構想が進む中、教育の現場でタブレットを効果的に活用するため、教員の技術向上が重要視されている。教育課の担当者は、ICT支援員を活用し、研修を行っていく方針を示した。
最後に、議長が全員の努力に感謝しつつ、会議を閉会。議事は円滑に運ばれ、議会のスムーズな運営が確保された。