令和3年第1回芝山町議会定例会が3月10日に開催された。この会議では、コロナウイルスワクチン接種や、子ども医療費助成についての議論が行われた。議長の岩澤達弥氏は、12名の出席議員に対し、議会を開く旨を伝えた。
一般質問では、堀越保夫議員がワクチン接種の進捗について問いかけ、町長の相川勝重氏は住民周知方法や交通手段の検討について回答した。特に、接種券の個別送付とその際の情報同封を行う方針が示された。
また、子ども医療費助成に関する質問では、堀越議員が拡大に向けた取り組みに対して評価を示した。相川町長は、助成制度の重要性と拡大の意義を強調し、具体的には16歳を20歳まで対象にすることを明言した。
次に、ホームページのリニューアルについても議論が展開された。堀越議員は、使いやすさと情報発信の効果向上に期待を寄せる一方で、アクセス数の向上を求めた。総務課長の小川欣也氏は、リニューアル後のアクセス数が増加したことを報告し、情報の適切な発信が重要であると述べた。
さらに、成田空港機能強化に伴う地域活性化の取り組みも話題に上がった。これに関して、町長は交通インフラの整備や地域資源の活用を通じて、活性化を図る意向を示した。特に、芝山公園や芝山仁王尊などの観光拠点の魅力向上にも力を入れていくと述べた。
最後に、排水路整備についても議論された。生活や農業に影響を与える重要な課題であることから、担当課長は、今後の整備計画についての町の姿勢を説明した。特に、農業用排水路の機能を回復させることが急務であるとした。
全体として、本議会では、町の未来に向け様々な施策が協議され、地域に根ざした施策の実行に向けた意識が高まっていることが示された。特に、コロナ禍を乗り越えるための医療支援や地域活性化に対する期待が、議員からは強く表明されていた。