令和2年第4回芝山町議会定例会が開かれ、各種課題が議論されました。
議席番号5番の堀越保夫議員は、コロナウイルス対策に関連する意見を述べ、ワクチン接種に関する調査結果を引用。69%の住民がワクチンを希望しているとのことです。その一方で、副作用への不安もあるため、住民の意見を更に整理していく必要性を訴えました。
また、町の交通網に関する質問もあり、堀越議員から、あいあいタクシーの利用者数などのデータが報告され、利用者登録が累計で1,322名で、利用者数の推移も報告されました。町長は、あいあいタクシーの対象地域については現在のところ広げる考えはないと説明しています。また、新たな交通システムについては、町の都市計画に基づいて検討を進める方針を示しました。
空き家バンクの活用についても議論され、現状1件の登録にとどまっているとのこと。登録数を増やすため、町は固定資産税通知書への情報掲載を進める意向を示し、所有者に対してもバンク登録を促す考えを示しました。移住コーディネーターについて、町はまだ具体的な検討には至っていないながらも、移住希望者への情報提供や支援についての必要性が話題になりました。
さらに堀越議員は、通学補助制度の導入を提案し、特に子供を持つ家庭に対する経済的支援の重要性を訴えました。町内での需要を把握する調査を行い、必要に応じた施策に注力することが求められています。
さらに麻生孝之議員は、コロナ禍で特に影響を受ける地域の雇用環境についても言及し、特に女性の非正規雇用者への支援が重要であると強調しました。商工会や農協と連携し、求人情報を提供する仕組みの整備が求められています。
このように、今回の定例会では、コロナ対策や地域の振興策、交通改善策など多岐にわたる意見が交わされました。地域の未来に向けた具体的な提案を通じて、芝山町の持続可能な発展が期待されています。