【銚子】令和5年9月銚子市議会定例会が開催された。
今回の会議では、15議案の審査が行われ、全て原案通り可決される運びとなった。
特に議案第5号について、銚子市火災予防条例の一部改正が提案された。委員長の野平仁人氏は、この議案が電気自動車の急速充電設備に関連していることを指摘した。市内には3か所、合計4台の急速充電設備が設置されていることが明らかとなり、今後の設備拡充への期待が寄せられているという。
次に、議案第6号に関して、消防団の休部理由が議論された。高齢化や入団者の減少により休部する部があると、本議会で安藤隆財政課長が説明した。消防団の再編成についても、今後の方針が問われた。
加瀬庫蔵氏が報告した予算委員会では、令和5年度銚子市一般会計補正予算が取り上げられた。特に地域活性化を目指す企業人制度の活用経費が議論された。銚子での地域資源を活用した取り組みが進行することが期待されている。
また、銚子市の国民健康保険事業特別会計の補正予算も承認され、生活困窮者支援の充実を図る姿勢が示された。笠原幸子議員が指摘したとおり、支援制度の見直しや充実が求められている。
特別会計について、医療公社の事業報告があり、診療収益の状況が示された。髙根一芳議員は、医療システムの導入が今後の業務にどのように寄与するのかを期待すると述べた。
いずれの議案も、議員全員が賛成し採決が行われ、全ての議案が可決される結果となった。議長の広野恭代氏は、慎重な審議に対して各議員に感謝の意を表し、定例会は閉会した。