令和6年6月25日に行われた旭市議会第2回定例会では、さまざまな議案及び請願が審議された。
出席議員は20名で、全員賛成によって多くの議案が可決された。
この中には、令和6年度旭市一般会計補正予算や水道の布設工事監督者に関する条例改正が含まれ、委員長たちが詳細な報告を行った。
建設経済常任委員会の片桐文夫委員長は、議案第1号の審査結果について報告。主な質疑の中で、ホイールローダーの購入方法やメンテナンス方法について議員から質問があった。片桐委員長は、車両の購入は一般競争入札で行い、メンテナンスは業者に委託すると説明した。また、従来の車両は下取りに出す予定であることも明かした。
文教福祉常任委員会の島田恒委員長も報告を行い、物価高騰に伴う重点支援給付金の内容や、家庭的保育事業を実施しない理由について言及。議案第2号については、旭市が待機児童がいないため実施しない方針を説明した。その上で、試験的に関与する意見もありましたが、最終的に全ての議案が賛成で通過した。
一方、特に注目されたのは、義務教育費の国庫負担制度に関する意見書を採択したことです。文教福祉常任委員長の島田氏は、この制度が廃止されることで教育水準に格差が生じる懸念を強調、また国にこの制度を堅持するよう要請した。
加えて、2025年度の教育予算拡充が求められ、島田委員長が提案理由を読み上げ、教育環境の整備に国からの財政支援が必要であると訴えた。議会では、各発議案についても賛成が得られ、原案の通り可決され、12件の専決処分も全員賛成にて承認された。
このように、質疑や討論を経て、多くの重要な議案が通過し、旭市の今後に向けた強いメッセージが示された。何より、教育に関する意見書提出は、地域の教育問題に対する議会の態度を反映していると言える。
最後に、議員派遣の件についても異議はなく承認された。この第2回定例会は午前10時に開議し、午前10時58分に閉会した。