令和3年9月10日、銚子市議会において、新型コロナウイルス感染急増に伴う対応策が話し合われた。
広野恭代議員は、自身が報告した感染状況の深刻さを強調した。「7月の感染者は123人、8月には260人に達しました。医療従事者への感謝を表するとともに、一層の感染対策が求められる状況です。」
市長越川信一氏は、「最近の感染状況は若い世代が中心であり、ワクチン接種を急ぐ必要がある」と述べた。特に、49歳以下に対する接種の進捗状況を改善するため、早期接種を促す方針が示された。「接種予約を前倒しし、広報も強化してまいります。」と信一市長は続けた。
さらに、自宅療養者の支援についても議論がなされ、市は「健康確認の手段として、フォローアップセンターを設置し、連携を強化しています。」と報告した。市として自宅療養者の状況を把握する重要性が強調された。
洋上風力発電事業についても重要な議題となり、越川市長は「名洗港の整備は洋上風力発電の拠点として不可欠です。地元企業の活用を含め、地域の経済効果を最大限に引き出すよう努めます。」と期待感を示した。
最後に、災害防止対策に関して記者も注目。一部の地域で不法投棄された残土や、急傾斜地における危険性が指摘され、具体的なパトロールやモニタリングの強化が要請された。
このように議会では、新型コロナウイルスへの対策や海面利用、地域の経済活性化を目指す取り組みが相次ぎ、地域が一丸となった対策が求められている。柳川総務課長は「今後、地域の皆様に寄り添った対策を展開していく」と明言した。