令和2年7月14日に行われた銚子市議会臨時会では、令和2年度一般会計補正予算が承認された。
議案第1号では、歳入歳出予算の総額にそれぞれ8,150万円を追加し、総額355億8,979万円になることが報告された。特に注目されたのは、洋上風力推進事業への支出を含む予算である。
この予算案の説明を行った企画財政課長の安藤隆氏は、「今回補正予算で必要となる財源は全て特定財源で、一般財源は含まれていない」と述べた。具体的には、銚子市沖の洋上風力発電施設に関連するメンテナンス会社(仮称)銚子協同事業オフショアウインドサービス株式会社の共同設立に向けた出資金などが計上されている。漁業協同組合や商工会議所と連携し、地域経済の活性化や雇用創出が期待されている。
また、補正予算には新型コロナウイルス感染症の影響を受けるひとり親世帯への臨時特別給付金に関する予算も含まれている。子育て支援課長の山口学氏は、「給付金は、特に困難を抱えるひとり親世帯に支援を行うものであり、対象者数は880世帯を見込んでいる」と説明した。
さらに補正予算の承認後、今後の計画についても意見が交わされた。石上友寛議員が推進事業に関して質疑し、視察を行う構えを見せる中、越川信一市長は「銚子モデルの構築に全力を尽くすことを強調した」と述べ、地域全体での参加を呼びかけた。
このような形で、本日の臨時会において重要議案が議決され、地域経済や福祉に対する期待感が高まっている。