令和3年12月2日、銚子市議会は定例会を開催し、重要な議案が審議された。市長からの追加議案があり、議会運営委員会委員長の池田健一議員はこれを報告し、この議案は実施方法や日程などを考慮し、去る委員会での決定内容に基づいて進めるとのことであった。
本日の会議では、令和3年度銚子市一般会計補正予算や国民健康保険特別会計補正予算、介護保険特別会計補正予算などが中心議題に上がった。特に、議案第15号では、非課税世帯や子育て世帯向けの給付金支給について審議され、住民税非課税世帯に10万円、子育て世帯には現金5万円と5万円相当のクーポンが配付されることが予定されている。
議員たちは、指定管理者制度についても活発に質疑し、笠原幸子議員が児童発達支援センターの指定管理者選定について質問を投げかけると、社会福祉課の飯島茂課長は、選定された法人の詳細や、申請した法人の内容について明らかにした。また、観光商工課の石井倫宏課長は、地球の丸く見える丘展望館と銚子ポートタワーの指定管理者募集が、これまでとは異なり全国的に広がる競争性を高める方針であられることを強調した。
さらに、行政組織の再編案が提案され、企画財政課を分けて、より柔軟な組織を作る方針が示された。安藤隆課長は、新設する情報政策室がAIやRPAに対応するための基盤づくりを行う重要性を訴えた。
一方、請願第7号については、新文化ホールの早期整備を求める内容であった。工藤忠男議員がその背景と必要性を説明し、特に青少年文化会館大ホールの運営再開の要望が強調された。この請願に対しては、議員から賛同の声が上がった。
最後に、全議案に対する質疑がまとめられ、議事は順調に進行し、各議題についての補正予算が全会一致で承認され、次会は12月9日となることで、定例会は散会した。