令和3年3月に実施された銚子市議会定例会では、複数の重要な議案が審議された。
特に、令和3年度銚子市一般会計予算が大きな焦点となった。
この予算案では、観光産業の振興やインフラ整備が重要視され、各議員からも質問が相次いだ。
笠原幸子議員は、議案第20号の損害賠償責任の一部免責について質問し、過去の類似事例についての情報提供を求めた。
これに対し、総務課長の宮澤英雄氏は、全国的な事例を挙げて詳しく回答した。
特に、神戸市の55億円の損害賠償などが紹介され、議会の議決が問題視される事例が報告された。
また、議案第21号についても質疑が行われた。
市民課長の林広泰氏は、低未利用土地についての特別控除の内容を説明し、最大で10万8,000円の保険料軽減が見込まれるとの見解を示した。
この回答により、軽減措置の影響が委員に理解されたと述べた。
名洗港の港湾整備についても質疑が行われ、地下誠幸議員が整備内容について質問。
観光商工課長の石井倫宏氏は、千葉県が実施する整備計画について詳細を説明した。
これには、銚子沖の洋上風力発電を目的とした港湾整備が含まれ、今後の見通しが示された。
議会は、全ての議案を委員会に付託した後、次会は3月3日と決まり、散会が宣言された。
定例会において多くの重要事項が議論されたことにより、今後の銚子市政に大きな影響が予想される。