令和4年12月6日に行われた銚子市議会において、様々なアジェンダが議論された。特に、ノルウェーとの交友関係について、市長の越川信一氏は、今後の関係をどのように育んでいくかに関して、市内の水産加工会社が長年にわたり築いてきた関係の重要性を訴えた。また、ノルウェー産のサバの流通やこの魚が銚子市の食卓に不可欠であることを強調し、その品質と市場での評価を発信していく意向を示した。
ノルウェーとの交流をどのように市内外に発信していくかに関して、越川市長は、サバの酢漬けや干物などの製品が地元で作られていることを知らせる必要があると認識し、さらなる広報活動が求められるとした。
続く質問では、今後の災害対策基金の取り扱いについて、市の担当者が現状の残高や取り崩しの必要性を説明した。特に、災害が発生した際の迅速な支援が求められる中で、十分な長期的な財源の確保が重要であるとの声が上がった。市長は、少なくとも五、六千万は必要だと答え、今後も適切な基金運用を行っていくという姿勢を示した。
さらに、銚子市立病院の経営改善について、シャペールの医療情報システムの導入に関連する質問もあった。導入するシステムは医療の標準的なものであり、症状の記録や処方内容の共有が容易になるが、経営の観点からは理事長である越川市長のリーダーシップが求められているとの意見があった。市長は、その重要性を認識しつつ、医療サービスの向上を第一に考慮し、経営状況の改善に努めていく意向を示した。
加えて、校則や保護者からの要望について、児童生徒の意見や具体的な要望があるかについても言及した。校則を見直す場を設け、必要に応じて保護者と話し合うことが重要であるとの見解が示された。特に、登下校に関してのルールや交通手段の整備などにも魂預ける姿勢が求められている。
観光大使制度についても再検討の必要性があるという意見があり、活動報告の場を設けたり、観光大使の役割を明確にすることで銚子の魅力を広める運動が期待されている。市長はこれに前向きな回答をし、観光大使が自らの活動を市民に向けて発信していく重要性を強調した。
他にも多くの議題が持ち上がり、多角的な意見交流が展開された。この議会を通じて、市民の声を反映しつつ、銚子市が更に発展する道筋を明示する必要があることが浮き彫りになった。