令和2年5月1日、銚子市議会臨時会が開催された。
主な議題は新型コロナウイルス対策に関連した補正予算であり、特に重要な内容が含まれている。
議案第1号では、銚子市一般会計補正予算が提案された。企画財政課長の安藤隆氏によると、この補正予算による歳入歳出の総額は337億1,354万円を見込んでおり、特に特別定額給付金や子育て世帯への臨時特別給付金が重要な項目であるという。特別定額給付金は、給付対象者55,992人分の10万円が計上されており、財源は全て国の補助金で賄われるとのこと。市民課の林広泰氏は、申請方法には郵送申請とオンライン申請があり、申請書は5月中旬以降に発送予定であると説明した。支給日は、郵送申請が6月上旬、オンライン申請が5月末を目指している。
議案第2号、国民健康保険事業特別会計補正予算も確認された。こちらも、特定財源のみを使用し、傷病手当金の支給が含まれている。林氏によると、予算は76億3,500万円で、現状では被保険者1万7,540人の内何人が該当するかは不明であり、早急な支給体制の準備が必要だという。
また、議案第3号・第4号では、国民健康保険と後期高齢者医療に対する傷病手当金支給に関する条例の改正が提案された。市長の越川信一氏は、国の要請に沿った改正であり、感染拡大阻止を目的にしたものであると述べた。さらに、議案第5号から第7号では、昨年度の補正予算及び市税条例の改正が審議された。
今臨時会は市民への経済的支援が主要なテーマであり、市はスムーズな給付を目指している。同会議では全ての議案が賛成で承認され、迅速な対応が求められている。