令和元年6月7日、銚子市議会定例会が開かれ、13の議案が審議された。
主な議案には、一般会計や病院事業の補正予算が含まれ、特に消費税改定に伴う各種利用料の見直しが焦点となった。議員からは、消費税の改定が延期された場合の対応について質問が相次いだ。これに対し、企画財政課長の安藤隆氏は、施行日を調整する条例を次回の議会に提案する考えを示した。
議案第13号の無償貸付けについては、旧猿田小学校の施設が銚子スポーツタウンに活用される。利用目的は主に企業研修や大学のゼミ合宿であるとされた。市民課長の宮内伸光氏は、議案第7号の火葬に関する消費税の適用についての質問にも回答し、過去の実績を示した。
また、産業振興に向けた議案第1号では、295万円の補助事業が新設され、企業誘致の支援を図る意向が示された。観光商工課長の笹本博史氏は、補助制度の詳細を説明し、周知を進める必要性を強調した。さらに、市立病院では、看護支援システムの更新が予定され、これに関連する補正予算が審議された。
議会では、義務教育に関する2件の請願も提出され、教育関連団体から国庫負担制度の維持や教育予算拡充が求められた。これに関連して、鎌倉金氏が請願内容を説明した。議案自体は、所管の委員会に付託され、慎重に審議されることとなった。最後に、議長の岩井文男氏が休会の期日を確認し、次回は6月14日と告げて散会した。