令和4年12月1日、銚子市議会の定例会が開催された。
この日は、11件の議案が一括で議題とされ、重要案件が話し合われた。特に、銚子市子ども未来基金条例の制定や保育所の廃止に関する議案が注目を集めた。
笠原幸子議員は、議案第7号に関して、廃止後の施設の利用計画について問うた。子育て支援課長の越川俊博氏は、現時点では未定としながらも、可能な限り早い段階で民間への売却や貸付けを検討する方針を述べた。
加えて議案第11号に関する質問に対しても、越川氏は子ども未来基金の積立状況次第で、支援内容を考えるとの意向を示した。これは、学校給食の負担軽減を目的としており、「子育て世代の経済的負担を軽減する取組を検討していく」と強調した。
また、桶谷範幸議員は議案第1号の一般会計補正予算についての質疑を行った。水産総務経費についての調査費計上の理由を、飯森勲水産課長は、経営再生のための調査費は市が負担するものであると説明した。
市長越川信一氏も、無償譲渡を受けるかどうかの判断材料として必要との見解を示し、調査の必要性を訴えた。この議案に対する議員の意見は分かれ、特に調査費の負担を水産観光株式会社に求める声が強く表れた。
最後に、議事は全て終了し、日程の終了を確認した議長は、次回の会議日程を報告して閉会した。議案のいくつかはすぐに所管の委員会に付託されることとなった。今後の進展が注目される。