令和4年8月銚子市議会臨時会が開かれ、重要な議案が上程された。この臨時会では、令和4年度の一般会計補正予算と庁舎の耐震補強工事に関する契約が議題となった。
議案第1号は、令和4年度銚子市一般会計補正予算(第3号)である。財政課長の安藤隆氏は、歳入歳出予算の総額に8億2,617万6,000円を追加し、255億2,798万円となることを説明した。特に、水産課の漁業振興基金管理経費について言及があり、漁業の持続可能な振興と洋上風力発電事業との共生を目指す内容が含まれると強調した。
続いて、庁舎の耐震補強工事に関する議案第2号が審議された。安藤氏は、SRF工法による耐震補強工事契約が岡田土建株式会社と結ばれたことを報告した。契約金額は1億6,280万円で、166本の柱に補強工事を施す予定であると説明した。
質疑では、議員からの補足質問が多く寄せられた。笠原幸子議員は燃油補助の具体的な支援方法について質問し、水産課長の飯森勲氏は、漁協以外からの給油についても助成の対象になるとの回答をした。また、耐震補強工事の落札率が高いことについても質問があり、安藤氏は、2者の入札価格について詳細に述べた。
委員会の付託を省略し、原案通りに議案が全会一致で決定された。今回の臨時会では、安全性と経済の両面から銚子市の発展に寄与する施策が進められた。全議案は慎重に審議され、無事に採決を経て閉会となった。