令和3年9月、銚子市議会は定例会を開催し、重要な予算案についての審議が行われた。
この会議には、市長の越川信一氏や副市長の島田重信氏を含め、18名の議員が参加し、議案についての質疑が行われた。特に、新型コロナウイルスの影響を受けて、病院事業や生活環境関連の議案が取り上げられた。
鎌倉金議員は、議案第1号に関して、銚子市立病院の経費について質問をした。健康づくり課長の林秀行氏は、病院が新型コロナウイルスの影響で収益が悪化したことを説明し、約1億5,200万円の収支不足が見込まれると述べた。経常利益が7月から9月にかけて悪化し、一時的な補助が必要であると強調した。
笠原幸子議員は、補正予算の銚子産品販路拡大事業について質問をし、観光商工課長の石井倫宏氏が経費568万5,000円の内訳や活動内容について説明した。同課長は、銚子ブランドの販路拡大を目指していることを述べ、特に新型コロナウイルスによって影響を受けた食品製造業への支援を目的としていると話した。
また、石上友寛議員からは、未利用財産の管理経費についての質問があり、企画財政課長の安藤隆氏は、統廃合後の施設維持管理に関わる経費について説明した。今後の利活用に関しては未定であるものの、短期的な利活用についてルール作りが進められていることが明らかにされた。
一連の質疑の後、全ての議案は付託され、今後の委員会で詳細に審議される運びとなった。議長の地下誠幸氏は、次回の会議は9月10日に開かれることを報告し、会議は散会となった。