令和2年6月22日、銚子市議会にて定例会が開かれ、様々な議案が討議された。
議題には、合計11の議案があり、特に議案第1号から第11号までの内容については、全て原案通り可決された。議案第1号である令和2年度銚子市一般会計補正予算の採決が行われ、全議員が賛成し、成立した。
具体的には、議案第6号から議案第11号においては、市税条例の改正や介護保険制度に関する規定、さらには地域の健康づくり推進に寄与することを目的とした条例の改正案が含まれており、全て異議無く可決されている。特に、議案第10号の銚子市歯及び口腔の健康づくり推進条例は、虫歯予防やオーラルフレイル対策として必要な施策が盛り込まれており、意義深いものであるという意見が出された。議案の進行に際しては、石上友寛議員や加瀬栄子議員らから具体的な質問もあり、丁寧な答弁が行われた。
続いて、請願第3号と第4号、陳情第14号及び第15号についても審議された。特に、陳情第15号「銚子セレクト市場の道の駅への登録支援」についての審議では、賛否両方の意見が出された。賛成の意見者は、地域振興の観点から道の駅設置が重要であると述べたのに対し、反対意見者はその実現性に疑問を呈し、慎重な対応を求めていた。最終的に、この陳情は趣旨採択となり、今後の市の対応に注目が集まる。
また、発議案第3号および第4号においては、義務教育費国庫負担制度の堅持や教育予算拡充に関する意見書が提出され、全議員の賛成を得て原案通り採択されることとなった。さらに発議案第5号、新型コロナウイルス感染症に伴う避難所での対策を求める決議も十分な審議を経て全会一致で可決された。
今回の定例会では、様々な施策や陳情がまさに地域振興や市民の生活に深く関わるものであり、特にコロナ禍の影響を受けた今こそ、迅速な対応が求められると感じられた。議会の協議結果が市民の福祉向上につながることが期待される。