令和4年6月、銚子市議会は定例会を開きました。
本会議では、複数の議案が議題に上がりました。この中には、2024年度の一般会計補正予算と銚子市公衆便所条例の改正が含まれています。特に、議案第4号に関する公衆便所の老朽化に伴う質疑が注目されています。
石上友寛議員は、改正される公衆便所条例に関して質疑を行い、残る公衆便所の状況について尋ねました。「観音と川口にあった公衆便所を廃止する理由と、老朽化の進行状況を把握していますか」と問いかけました。これに対し、観光商工課の吉田宗明課長が回答しました。
「新生海岸通公衆便所は建設から約50年、本城町のそれは28年、七ツ池は41年です。依然として利用可能で、維持管理を行っています」と述べました。また、他市内の公衆便所の数も30あることが示され、合計で33か所が設置されていることが報告されました。今後の方針としては、利用頻度や老朽化の進行状況を考慮し、必要に応じて修繕や建て替えを検討する意向が示されました。
さらに、石上議員からは「所管課の統一についての考えはあるか」と質問がありました。市長の越川信一市長は、「所管課の方針がばらばらであることは避けるべきで、一体的な取扱いを検討したい」との意向を表明しました。
その後、請願第8号「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書採択」や、第9号「2023年度教育予算拡充に関する意見書採択」についても説明が行われ、議会はその旨を各所管委員会に付託しました。