令和5年の12月定例会が銚子市議会で開催された。議題には様々な補正予算や条例改正に関する議案が含まれた。
まず、議案第1号から第15号までが一括で議題に上げられ、質疑が行われた。議案第1号、令和5年度銚子市一般会計補正予算に関して、髙根一芳議員が旧第一保育所の解体工事費に注目し、追加予算の理由を問いただした。これに対し、子育て支援課長の大川雅夫氏は、近隣住民への配慮と土地の適正管理のために防草シート設置や柵の設置を行うと説明した。
次に、議案第15号の指定管理者の指定について地下誠幸議員が質問した。指定された管理者の稼働状況について、生活環境課長である花野信行氏は最近の利用状況を報告した。令和2年度968件、令和3年度1,042件、令和4年度1,140件と、利用件数は約5%増加していると述べた。これは今後、特に後期高齢者世代の増加に伴って、需要がさらに高まると予測されている。
議案についで、請願が二件提案された。加瀬庫蔵議員は特定商取引法に関する請願第4号について説明し、消費者トラブルを防ぐための法改正を求めた。この請願は、高齢者や若者を守るために急を要する対応を目指している。請願第5号については、健康保険証の存続を求める意見書の採択を目的としている。この請願では、マイナンバーカードに関する安全性の問題についても触れられ、国に対して改善を求める内容となっている。
本会議では、これらの議案と請願に対し質疑応答を含めた議論がなされ、各議案は所管の委員会へ付託されることが決定した。議会は議事を終了し、次回の定例会は12月8日に予定されている。