銚子市では近年、防災及び健康施策に関して様々な取組みを進めている。
まず、避難指示と避難勧告の違いについて説明された。避難指示は、避難勧告を廃止し、より迅速な避難を促すための措置であり、気象条件などにより市長が判断する。指示の発令は、地域の状況に応じて行われる。
防災ラジオについては、令和4年8月の時点で1万1550台が配布された。市はデジタル式への変更を進めており、アナログ放送の終了を前に周知をしている点が強調された。
また、避難行動要支援者名簿については、586人が登録されており、災害時には地域の支援者と連携して安否確認や避難誘導を行うとのことである。個別避難計画の策定も進めており、モデル地区を設定し、今後全体への展開が計画されている。
市民の健康を守る取組みとしては、特定健康診査が行われ、令和2年度の受診率は28.2%であった。生理用品の無償配付は昨年から実施され、2件の配付があった。
さらに、がん検診への取組みも重要視されており、各種検診の受診率が報告された。子宮頸がんワクチンの接種は進められており、今年度から接種者の拡大が見込まれている。
最後に、献血の状況についても説明があり、銚子市では昨年から献血者数が増加しているとのこと。骨髄バンクドナー助成制度も新たに実施されており、助成制度の周知についても今後の課題として認識されている。
これらの取組みは、地域の安全及び市民の健康を守るために重要であり、さらなる啓蒙活動が期待される。