令和4年9月銚子市議会定例会が開催され、複数の議案が論議された。
議案には、一般会計や介護保険事業の補正予算が含まれており、特に議案第13号に関する学校給食費の無償化が注目されている。笠原幸子議員は、給食費の無償化についての評価を示しつつ、来年度以降の方針を尋ねた。
この件に関し、市長の越川信一氏は、第3子以降の無償化については県の方針があるとし、自治体として負担をしっかりと行いたい考えを述べた。また、第1子、第2子の助成についても、ふるさと納税の活用により実現を目指す考えを示した。
笠原議員は、少子化が進む中での教育環境の整備を求め、少人数教育の悪影響を危惧している。教育委員会に、少子化対策が必要であると訴えた。特に、学校給食の無償化が子育て世帯に与える影響は大きいとの認識が共有された。
また、議案第10号及び第11号に関連する質疑では、銚子市立中学校及び幼稚園の統合と閉園が提案され、教育課長の髙野美樹子氏は、地域説明会が新型コロナの影響で中止となったことなどを説明した。今後の進行についても住民や保護者への周知を進めていくと強調された。
さらに、笠原議員は水田活用交付金の見直し撤回を求める請願に関する説明を行い、農業支援の重要性や学校給食の無償化を合わせて議題に上げた。
今回の会議では、地域の教育環境や農業支援に関する議論が中心となり、今後の政策に大きな影響を与える可能性が示唆された。最終的に、すべての議案は所管の委員会に付託され、次回会議への準備が進められることになった。