令和元年6月の銚子市議会定例会では、様々な重要議題が議論された。特に、注目が集まったのは洋上風力発電の誘致であり、その経済効果や地域活性化における潜在能力が語られた。特に、公明党の桜井隆議員が強調したように、銚子沖での洋上風力発電の実現は、地域経済の活性化と持続可能なエネルギー施策に寄与すると期待されている。
議員からの質問に対し、市長の越川信一氏は、洋上風力発電が成長するための基盤作りや制度コーディネートの重要性を訴えた。具体的には、最近の再エネ海域利用法の施行に伴う、千葉県から国への情報提供などと、漁業者との協議を通じた課題解決が挙げられた。特に漁業との共生が強調されており、漁業者が持つ不安を払拭するための努力が必要だと述べた。
一方、参加した議員からは、市の財政危機の根源に病院への補てんがあるとの指摘があった。訪問者からの意見を通し、銚子市の病院の経営改善策を計画に盛り込むべきだとの意見もあった。病院に関連した経費の透明性や、改善策についても市民に正確に伝える必要性が語られた。
また、ごみ処理に関する決議もあり、銚子市、旭市、匝瑳市での共同ごみ処理施設の建設進捗が報告された。新たに建設中の施設の稼働による期待以上の経費削減が見込まれる中、新たなリサイクルの方針についても提案された。