令和2年3月5日の銚子市議会定例会では、鎌倉金議員による人口減少や医療体制についての一般質問が行われた。特に、銚子市の人口減少は深刻な問題であり、鎌倉議員は、隣接市との比較を通じて、銚子市の出生数が特に低迷していることを指摘した。 鎌倉議員は、例えば、ゼロ歳児と10歳児の年齢別人口を挙げ、銚子市ではゼロ歳児が212名と少なく、10歳児420名の56.4%と、旭市の76.5%に比べて著しく低い状況にあると強調した。これに対し、市長の越川信一氏は、銚子市内では住まいを市外に求める現象があることを認識しており、住宅取得支援についての具体策を検討していく意向を示した。 また、回復期リハビリテーション病棟の開設が求められる現状も浮き彫りとなった。市内で脳卒中患者が多く発生しており、療養病床も不足しているため、早急な対策が必要である。越川市長は、回復期リハビリテーション病棟の開場を2020年12月以降に予定していることを述べた。病床の間口が狭い状態の改善に向けても、医療職の確保が重要であるとし、看護師の採用を進める考えを示した。 一方で、新型コロナウイルスへの対応も議題に上がった。市立病院では、感染が疑われる患者への適切な対応を行っており、市民に対しても関連情報を周知しているという。ただ、この状況下での医療体制への影響も懸念されるところである。 さらに、銚子市の財政状態についても論及された。4億4000万円の収支不足が報告される中で、越川市長は、過去の政策が累積した結果であることを認めつつも、改善に向けた取り組みを続けていると強調した。
銚子市議会、人口減少と医療体制の課題を議論
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議会名 | 令和2年3月銚子市議会定例会 |
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