令和4年3月の銚子市議会定例会において、24の議案が提出され、議論が行われた。
特に関心を集めたのは、令和4年度の一般会計予算であり、主要な施策について質疑が集中した。
議案第1号に関して、石上友寛議員は、テレワーク推進に向けた整備について質疑した。旧猿田小校舎を含む施設がサテライトオフィスとして整備されることが議論され、利用見込みや整備内容について具体的な説明が求められた。安藤隆企画財政課長は、デジタル田園都市国家構想推進交付金を活用し、地域の活性化を図るための取り組みについて言及した。
また、議案第7号の令和4年度一般会計予算に対する質疑では、市のホームページの全面リニューアルが述べられた。これに対して、鴨作勝也秘書広報課長は、利用しやすいデザインへの改善策を強調した。さらに、新型コロナウイルス対策として、情報発信の再構築が必要であることも示唆された。
さらに議案第18号、特別職の給与減額についても重要視された。越川信一市長は、今回の減額の理由として、財政状況を挙げ、必要な緊急財政対策を続ける必要性を強調した。市長は、適正な財政運営を維持するためには、議員報酬の減額措置を延長することが適切であると述べた。
このほかにも、議案第16号の職員定数条例改正についても質問があり、総務課長の宮澤英雄氏からは、今後の職員数管理についての見解が示され、管理計画に基づく適正化が求められることが明言された。
会議では、24議案のいずれも所管の委員会に付託され、今後のさらなる審議が予定されている。銚子市は、これらの議論を通じて市民へのサービス向上と安定した財政運営を目指し、継続的な取り組みを進める意向を示している。