令和元年12月の銚子市議会定例会が開催された。議題には、補正予算案や条例改正が含まれ、質疑応答が交わされた。
議案第1号では、一般会計補正予算について質疑が行われた。石上友寛議員は、マイナンバーカードの普及促進計画に関して具体的な取り組みを問うた。市民課長の宮内伸光氏は、窓口時間の拡大や申請方法の選択肢増加を明言し、特に平日の夜間受付や日曜日の窓口設置について説明した。
議案第6号では、地域交流センター・銚子芸術村の条例改正が議題とされた。石上議員は、営利目的での使用の可能性と子ども向け利用の制限について質疑し、総務課長の宮澤英雄氏は、入場料設定と利用条件について言及した。営利目的のイベントも可能であるが、一般利用者への配慮が重要であると強調された。
さらに、議案第7号に関する質疑で、笠原幸子議員が会計年度任用職員制度の変更点について尋ねた。宮澤課長は、この新制度による従来職員との違いを解説し、報酬の改善や期末手当の支給について言及した。具体的には、報酬額や任期の1年更新が挙げられた。
また、補正予算事業概要について、桶谷範幸議員が生活保護扶助費や医療扶助費の増加要因を質した。社会福祉課長の石田智己氏が受給者数の増加や単価の上昇について詳細に答えた。
一方、補正予算には市立病院への短期貸付金や銚子ポートタワーの利用状況に関する質問もあり、市長や課長たちがそれぞれの観点から説明を行った。議案は質疑を終え、所管の委員会に付託された。次回は12月6日に定刻より会議が開かれると報告された。
このように、議会においては市民生活に直結する重要な諸問題が取り扱われていることから、今後も議会の動向に注目が集まることが予想される。