令和元年6月銚子市議会定例会では、様々な議案が審議され、重要な意見書が採択された。
議案第1号から議案第13号までの委員会委員長報告が行われ、次に請願第1号、請願第2号及び陳情第1号、陳情第3号の審査も行われた。
その中で、特に注目されたのが、発議案第1号、義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書である。報告を行った石上友寛議員は「教育の充実は市の未来にとって重要である」と強調し、賛成者が多かった。
次に、発議案第2号では、国における2020年度の教育予算拡充に関する意見書についても議論がなされた。「予算拡充がなければ、地域の教育環境は厳しくなる」との意見が出され、多くの議員がその必要性を訴えた。
さらに、発議案第3号の海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域に銚子市沖の海域を指定する意見書に関して、石上友寛議員は「このプロジェクトは地域経済の活性化に寄与する」と述べ、支持を呼びかけた。
また、消費税の影響に関する懸念も示された。消費税増税に対する反対意見があり、笠原幸子議員は「消費税引き上げは市民に大きな影響を与える」として、賛成しない立場を明確にした。議案第4号、第6号、第7号、第10号、第11号、第12号についても同様の意見が重ねられた。
質疑や討論を経て、これらの議案はそれぞれ採決に入った。議案第1号から議案第13号までの結果は全て可決され、この日の会議は順調に進行した。議長の岩井文男君は、全ての議案が終結したことを受け、「慎重審議に感謝する」と述べた。今後の市政や地域の発展に向けた議論が、ますます重要であるとの思いが議場に響いた。