令和元年6月、銚子市議会の定例会が開かれた。議会では、複数の議案が提案され、地域の重要な課題が議論されることとなった。特に、補正予算が注目された。
今回提案された議案には、一般会計補正予算や、病院事業会計補正予算が含まれている。これらの補正予算は、合計で4,543万4,000円の歳入歳出の追加を見込んでいると、企画財政課長の安藤隆氏が説明した。
具体的には、一般会計の補正予算では、千葉産業クリーン株式会社からの寄附金を地域再生基金に積み立て、さらに未婚のひとり親に対する特別給付金支給などが計画されている。特に、未婚の母子家庭に対しては、1万7,500円の支援を行う方針が示されている。
市長の越川信一氏は、オリンピックの聖火リレーの経路について言及した。銚子市が選ばれたことは、市の活性化に繋がると強調した。聖火リレーは、銚子ポートタワーから市役所までのルートで行われ、地域の魅力を発信するチャンスである。
加えて、越川市長は洋上風力発電計画について説明を行った。銚子市沖が国の有望な候補地に選ばれ、さらに地域との意見交換を進め、環境整備に努力する必要性を述べた。早ければ年内、遅くとも年度内には促進区域が指定予定とのことだ。
会議では、その他にも税率改定に関する条例の一部改正が検討された。消費税増税に伴い、使用料や手数料が改定され、特に消防法に基づく手数料に関して変更が求められている。
今後の施策が地域社会にどのような影響を及ぼすかが、今後の重要な課題として残されている。議会の質疑は今後の会議で行われる予定であり、市民の声がどのように反映されるかが注目される。議会は、6月7日に再開し、さらなる議論を行うこととなる。