令和5年9月5日、銚子市議会は定例会を開催した。
議案として提案された項目には、令和5年度の一般会計補正予算が含まれており、各議員から質疑が行われた。
特に、補正予算事業の中で桜井町公園の再整備計画が注目を集めた。石上允康議員は、事業内容の詳細や財源の内訳について質問した。これに対し、古田宗明都市整備課長は、国が予定している築堤工事と連動して、公園内の駐車場や園路の再整備が必要になると説明した。
具体的には、国の築堤工事は令和6年度に実施され、桜井町公園内の影響も考慮に入れた設計業務が進められている。予算額968万円のうち、75%が特定財源として地方債で賄われる計画である。
また、令和4年度の決算認定についても議論が交わされた。加瀬庫蔵議員は、当初予算の評価と実績を尋ね、安藤隆財政課長は、厳しい財政状況下でも無駄の排除に注力した結果、約10億円の黒字決算を達成したと述べた。
さらに、笠原幸子議員は国民健康保険事業特別会計の黒字化に成功した点を指摘し、その活用方法について議論した。飯島育子市民課長は、黒字を再び赤字にしないためには慎重な運営が必要であり、国や県の動向を見守る必要性を強調した。
質疑を終えた後、14の議案は所管の委員会に付託され、次回は9月12日に開催されることが報告された。議会は9月6日から11日まで休会となることも決まった。