令和3年旭市議会第3回定例会が、8月30日に開会した。
本日の会議では、会期の決定や議案上程が主要議題として話し合われる。出席議員は18名で、議会は無事成立した。
この定例会は、9月22日までの24日間を予定している。議長の木内 欽市氏は開会にあたり、エアコンの故障を指摘し、暑さに配慮するよう議員に呼びかけている。続いて、議長報告事項として、重要事項の周知に努めることが強調された。
日程の中で特に目を引くのは、東総衛生組合議会議員の選挙の実施である。議長は、選挙方法を指名推選とすることを提案し、異議の声は上がらなかった。片桐 文夫議員が選挙での当選を承認され、再任となった。
次に、議案の上程が行われ、議案第1号から第14号、報告第1号から第8号までの合計22件が提案された。市長の米本 弥一郎氏は、今後の市政運営における基本方針について言及し、新型コロナウイルス対策や、地域振興の重要性を力説した。
財政課長の山崎 剛成氏による議案第1号、令和2年度旭市一般会計決算の補足説明では、歳入歳出の状況が詳しく報告され、歳入総額478億円であることが明らかにされた。また、財政状況は健全性を保っているが、今後の感染症対策や維持経費の増加が懸念されている。
新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況についての市長の説明もあった。65歳以上の高齢者への接種は82.4%に達し、対象者の約98.2%が申込をしたという。また、支援策として、中小企業者や農水産業者への給付金支援が新たに実施されることも発表された。
旭市は、公共施設の維持・更新や感染症対策についても言及し、効率的な財政運営の重要性を再確認した。市長は市民との対話を重視し、市政への理解と協力を求めている。
この日の会議は、提案理由の説明を経て報告の説明に移り、関係課長が登壇し、それぞれの議案に関する詳細を解説した。これにより、市民の安全・安心を第一に考えた施策を進める姿勢が示され、今後の議論へとつながることが期待されている。