令和元年12月20日、旭市議会の第4回定例会が開かれ、さまざまな議案が審議された。
出席議員17名の中で、議長の向後悦世氏が辞職願を提出した。議長の辞職が全会一致で許可された後、伊藤保議員が新たな議長に選ばれた。
また、副議長の宮澤芳雄氏も辞職し、その後に飯嶋正利議員が副議長に選任されるなど、役員の交代が行われた。これにより議会の新たな体制が整った。
市の重要事項については、いくつかの条例が全員賛成で可決された。審査された主な議案には、旭市一般会計補正予算や下水道事業に関する条例など、住民生活に密接に関連する内容が含まれている。この中で特に下水道事業運営協議会の設置について質問がなされた。建設経済常任委員長の宮内保氏は、委員構成について具体的に言及し、地域代表や学識経験者が含まれるとの見解を示した。
さらに、健康福祉に関連する陳情として、核兵器禁止条約参加に関する意見書が提出された。しかし、安保の観点から賛成が少なく、同陳情は不採択となった。この件に関しては、総務常任委員長の伊藤保氏の報告を通じて議論された。
市の事務報告では、多くの篤志寄附が確認された。金銭寄付だけでなく、物品寄付もあり、市の社会福祉活動に支えとなるものである。この点についても審議が進められた。
今回の定例会を通じて、旭市の市議会は新たな体制へと移行し、今後の議会運営および市政の発展に向けた決意が新たにされることとなった。議会の閉会をもって、すべての議案審査は終了し、次回に向けた課題も浮き彫りとなった。