令和2年12月の旭市議会第4回定例会が、11月30日午前10時より開会された。
本会議では、議案質疑や常任委員会への議案付託が行われ、特に議案第1号から第17号までの質疑が重要なテーマとなっている。米本弥一郎議員は、職員の任用形態や保育所費に関する人件費の補正に疑問を提出。総務課長の伊藤憲治氏は、様々な任用形態の具体例を挙げると共に、保育所費の減額理由も説明した。
また、遠藤保明議員は令和2年度一般会計補正予算について質疑し、介護保険システムの改修費用や、国庫支出金の返還に関する詳細に触れた。財政課長の伊藤義隆氏は、過年度分の国庫支出金について具体的な金額と内容を示し、今後の対応も説明した。この他、宮内保議員が学校施設改修事業の内容について詳細な質疑を行い、和式から洋式トイレへの移行について進捗を問う場面もあった。
更に、旭市土地の埋立て等及び土砂等の規制に関する条例の改正も議題に挙げられた。林晴道議員が、市の環境保護の観点からこれに疑問を呈し、周辺自治体との協調についても言及。環境課長の高根浩司氏は、近隣自治体の動向を書面にて説明し、しっかりとした規制を行う考えを示した。
最後に、充電設備関連の質問があり、総務課長により今後の電気自動車普及に関連した設置計画が言及された。未来への抱負が語られる中、議員からは市民サービス向上に向けた取り組みの重要性が強調された。
今後の議会活動にも影響を与える本定例会は、様々な議題を通じて市民の利便性向上に寄与することを目的として行われている。議案質疑の結果は、次回の議会においても引き続き議論される見込みである。