令和3年6月28日、旭市議会第2回定例会が開催され、様々な議案と請願が審議された。
まず、文教福祉常任委員会の林晴道委員長が、議案第1号から17号に関する報告を行った。この中には、令和3年度旭市一般会計補正予算や社会体育施設に関する条例改正が含まれている。特に、旧ごみ袋の買い戻しについて、市民にも使用可能な形での活用を考える方向性が示された。また、老朽化した卓球施設については、第二中学校の部員たちの練習場所をどのように確保するかについての議論も行われた。
次に、総務常任委員会の宮澤芳雄委員長が7議案について報告した。中でも、震災に伴う固定資産税の減免が法改正により延長されたことが重要視されている。この議案は全員賛成で可決された。委員長はまた、市長への感謝の言葉を述べ、市の発展への貢献に対して敬意を表した。
その後、2件の請願が審議され、いずれも全員賛成で採択されることが決定した。「義務教育費国庫負担制度の堅持」に関する請願では、地方負担に転嫁される可能性について懸念が示された。これに対し、全ての子どもに均等な教育を保障する責任を再確認する必要が強調された。
議会の後半では、新たな発議案として2件が上程され、「教育予算拡充」に関する意見書の提出が提案された。これらの発議案も全員賛成で可決された。特に教育環境の整備と財政支援が急務であるとの意見が多く、更なる充実が求められている。また、旭市選挙管理委員会の委員及び補充員が選出される選挙も行われ、特に斉藤馨氏らが選任された。
最後に、事務報告の中で多くの寄付が紹介され、地域の支援活動に感謝の意が表された。議会は、議事進行が順調に進み、全ての議案が可決され、無事に閉会となった。市民の意見を反映しつつ、旭市の発展に寄与する重要な会議となった。